最近では永代供養を申し込む方が非常に増えています。永代供養の最大の特徴は継承者がいなくても、一般的な墓のように無縁墓にならないことです。
永代供養墓は、子孫に代わって寺や霊園が責任を持って継続的に供養や管理をしてくれる仕組みになっています。
永代供養の起源は、子供がいない方や子供に迷惑をかけられない方が増加したことを背景に、昭和60年にできた久遠墓と言われています。
では、なぜ近年になって永代供養を利用する人が増えているかをご説明していきます。
■永代供養の特徴
・継承者がいなくても寺や霊園が墓を管理してくれる
・寺や霊園が存在する限り無縁墓にならない
・追加料金がない
・他の遺骨と埋葬される合祀であれば安価で申し込める
・合祀になると後に遺骨を取り出せない
■なぜ永代供養が増加するのか?
永代供養墓の需要は急増しています。
核家族化・少子高齢化が進む現代では、お墓を途中で受け継いでくれる人がいなくなってしまうことが少なくありません。
単身の方や子供のいないご夫婦はもちろん、子供や家族がいる場合でも息子、娘に迷惑をかけたくないという方が多くいらっしゃいます。
公営でも合葬式墓所という形で、永代供養墓と同様のものが増えてきています。
今では永代供養の種類もたくさんあるので合祀型が嫌な方でも、価格は高くなりますが個別に埋葬するスタイルもあります。
そういったことも理由の一つとして、永代供養が増加しています。また永代供養の場合、費用は一般的な墓と比べると、非常に安価なのが魅力的です。
支払うべき料金は納骨する方法や形式などによって異なってきますが、大体一式あたり最も安くて10万円程度になります。
高くても100万円程あれば十分であり、平均的は30万~40万円程で済むところが多いです。
そして上記の永代供養の特徴で記したように追加料金が発生しないので後にも心配がいりません。
こういった背景によって、近年では永代供養が増加しています。
■永代供養にもデメリットはあります
永代供養を申し込む場所を選ぶ際には注意が必要です。合祀型の場合は他の方の遺骨と一緒にされるので、もし遺族や縁者が取り出そうとしても難しくなります。
永代供養を申し込もうと思う場合は家族や周りの理解を得てから申し込みましょう。
そして永代供養といっても、霊園が倒産したり、寺が廃寺になったりしてしまう可能性もあるので、注意しましょう。
永代供養が近年増加している理由と、永代供養を申し込む際の注意点をご理解いただけたでしょうか。
少しでも参考になれば幸いです。(スタッフ)