みなさんは、永代供養をご存知でしょうか。
言葉だけなら、聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。
日本では、これまでは先祖代々続くお墓に亡くなると祀ることが一般的でした。
しかし、近年では多くの人が、地方を離れて大阪や東京などの都市部に移り住むようになってきました。
その結果として、これまで先祖代々続くお墓は誰からも供養も管理もされなくなり無縁墓地とかしてきています。
そんな無縁墓地を無くすことはもちろんですが、やはり故人に想いを馳せる場所を無くさないためにできたのが、永代供養です。
ここでは、そんな永代供養について詳しくお話したいと思います。
◆永代供養とはどのようなものなのか?
これまでであれば、亡くなってしまうと代々受け継がれてきたお墓に埋葬されるのが一般的でした。
しかし、墓地の多くが地方にあることや交通の便が悪いところに多く、なかなかお墓の管理や供養をすることが難しいのが現状だと思います。
特に、大切な故人であるからこそお墓を常に綺麗にしてあげたいと思っていても、今住んでいる所から2~3時間もかけて行くとなると時間を作ることも大変ですし、時間があってもなかなか行こうとは思えないかもしれません。
永代供養では、供養やお墓の管理をお寺の方が家族や親族の代わりにお墓の管理を行ってくれます。
そのため、頻繫に墓地に行きお墓の管理をする負担が減り、お墓参りが必要な時や久しぶりに故人に想い出したくなったらお墓に訪れるようになります。
◆永代供養を選ぶことは、残される家族や親族にとっても良い
これまでのようにお墓を代々受け継ぐことももちろん大切な慣習ではあります。
しかし、亡くなる者にとってはいいかもしれませんが残された家族や親族にとっては、お墓を管理していくことは負担かもしれません。
特に、お墓を受け継ぐ者がいなくなり、自分のパートナーだけになってしまったときにお墓に埋葬してもらうことが本当に良いのかということなのかと疑問が残ります。
残された者にとっても負担が少ない方が今後の生活のためにも、そして故人のためにもなります。
◆まとめ
ここまで、永代供養についてお話してきました。
永代供養は、これまでのお墓よりも維持するための負担が軽いので、身寄りのない独身者や子どものいない夫婦の方などお墓を受け継ぐ人が少なくない方や受け継ぐ方が高齢の方になり始めているのであれば永代供養を考えるのもいいかもしれません。(スタッフ)