最近は以前と比べて供養を絶対しなければならないという風に考える人は減ってきています。
また、少子高齢化の影響もあってお墓を引き継いで管理してくれる人が少なくなりつつあります。
こういった背景から終活の一つとして永代供養を選択する人が増えてきました。
永代供養はそのメリットから注目を浴びていますがデメリットもあります。
今回は熊本の業者が終活を考えている皆さんのために永代供養のデメリットをお伝えします。
□遺骨を取り出せないケースがある
永代供養には遺骨の扱い方によってお墓のタイプが異なります。
最もよく利用されているのが合祀墓と呼ばれるお墓です。
合祀墓では一つのお墓にいろんな人の遺骨を一緒にして土に埋めます。
多くの遺骨をまとめているため、通常のお墓や永代供養の他のタイプのお墓と比べてかなり費用を抑えられるのがメリットです。
その一方で、複数人の遺骨が混ざっているので、埋葬後に特定の人の遺骨だけを取り出すことはできないというデメリットがあります。
例えば、家族の墓を新しく作ることになったからそっちに遺骨を移したいと思っても移せないので要注意です。
費用はかかりますが遺骨を個別に埋葬するタイプのお墓もあります。
将来遺骨を取り出す可能性がある場合はそちらを選んだ方がいいでしょう。
□永遠には管理してくれない
永代という言葉から永遠にお墓を管理してくれると勘違いしている人もいますが、それは間違いです。
一定期間が過ぎると個人墓であっても合祀されます。
33回忌までとしている業者が多いですが、それより短い業者やもっと長い業者もあります。
いずれにせよ、管理や供養の期間は永遠ではないことを知っておきましょう。
□親族同士のトラブルの種になる
永代供養が注目されるようになったのは最近の話です。
そのためまだ永代供養についてよく知らない人や納得していない人がいます。
例えば、宗派にとらわれないのが永代供養のメリットですが、それを良くないとする人もいます。
また、先述した合祀墓の遺骨を取り出せないことを知らず、後々親族同士で揉めることもあります。
今回は永代供養のデメリットを3つご説明しました。
後になってから後悔したり、トラブルになったりしないためにはメリットだけでなく、デメリットも頭に入れておく必要があります。
上記のようなデメリットが特に気にならない、大した問題ではないという方は永代供養を検討してみてもいいのではないでしょうか。(スタッフ)