永代供養のお布施にはどれくらいの値段がかかるの?

現在はお墓を持たない人が増えています。
理由は子供世代が結婚をしていないことや、孫がいないことなどが挙げられますが、それだけではなくお寺との付き合いを避けたがる傾向があることも事実です。
 
 
菩提寺がある場合はお盆にお彼岸に年末年始に、お布施やお寺の手伝いをしなくてはいけません。
そうしてお寺を支えながら先祖供養をすることを、日本は伝統にしてきました。
しかし核家族化が進み、住宅事情などもあって出身地から遠く離れて暮らすこともめずらしくなくなりました。
お寺まで車で2時間以上かかる場所に住んでいるなど、交通の問題もあって菩提寺の手伝いやお墓参りが疎遠になってしまう例もあるでしょう。
 
 
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そんな現在ではお墓を墓じまいして、永代供養に切り替える家庭が増えています。
遠くの菩提寺ではなく、公共交通機関で通える永代供養に切り替えることにより、自分自身も残された家族への負担も減るのです。
お墓に比べればリーズナブルな価格もあり、新たに墓地を購入する場合も永代供養を選択肢にするケースが増えてきています。
 
 
さて永代供養にはどれぐらいの費用がかかるのでしょうか。
これはその土地や宗派によってもまちまちなのが正直なところです。
一律の値段というわけにはいきません。
しかし大体の相場があり、20万円から100万円ぐらいまでの費用帯が一般的なようです。
自分が眠りたいというお寺を見つけたら、運営企業やお寺に問い合わせをして詳細を聞いてみることが重要です。
 
 
実際にお寺に足を運ぶことでイメージがより明確になります。
運営会社の従業員の人柄や、宗派の特徴と住職の人間性などを知ることが出来るでしょう。
 
 
永代供養にはいくつかのタイプがあります。
墓石安置型や個別安置型などの個人をそれぞれに納める個別型と、集合安置型や合祀型という集合型の供養方法があります。
お寺によっては供養方法を選べるようになっていますが、通常は集合型の供養方法が一般的となっております。
 
 
それぞれのメリットがありますが、共通するメリットはお寺や運営会社に供養と管理を任せられることです。
宗派や宗教を問わない場所が多いために、誰でも安心して申し込みが出来ます。
交通の便が良いことが多く、公共交通機関を利用してお参りすることが出来ます。
駅から離れた場所にある場合は、送迎バスなどが用意されていることが多いのも特徴です。
 
 
お墓に対してこだわりがない場合や、子孫に対しての負担を掛けたくない場合など、一度検討してみることがオススメです。
いくつかのタイプがあり、値段も様々なために、よく調べてから実際の購入をしてください。